冬の方が手汗が多くなるのは何故?意外な理由
手汗の量は、気温が高い夏の方が多いというイメージが強いですよね。
夏は暑いので汗自体をかきやすく、手汗も多くなりそうな気がしますよね。
しかし実際には、夏より冬に手汗に悩まされる方が多いんです。
それにはいくつか理由があります。
そこで、冬に手汗をかきやすくなる理由をご紹介したいと思います。
冬に手汗が悪化する理由
理由1.気圧が高い
発汗には自律神経が深く関わっています。
自律神経というのは交感神経と副交感神経でできていて、交感神経が優位になっていると体が活動的になり汗もかきやすくなります。
逆に副交感神経が優位になると、体はリラックスモードになり汗が落ち着きます。
冬になると気圧が高くなりますが、気圧が高いと交感神経が刺激されるので手汗をかきやすくなります。
夏場は逆に気圧が下がるので、気温は高くても手汗をかきにくく、冬場のほうが手汗に悩まされる方が多いんですね。
理由2.気温差
冬は外は寒いですが、家の中や建物の中は暖房がきいていて暑いくらいの時もありますよね。
寒い外から急に建物の中に入ったり、逆に建物の中から急に外に出たりすると、気温差が激しく体に負担がかかり、自律神経が乱れる原因になってしまいます。
自律神経が乱れると、交感神経が過剰に優位になって手汗をかきやすくなってしまいます。
また、汗をかいてしまうと体の熱が奪われて冷えに繋がってしまいます。
冷えると血行が悪くなるので、自律神経のみだれに繋がり、それも汗をかきやすくなってしまう理由に繋がります。
理由3.代謝が上がる
冬は気温が下がるので代謝が下がると思われがちです。
しかし、気温が下がったほうが体は熱を出して温めようと代謝が上がります。
代謝が上がることで汗もかきやすくなってしまうので、手汗の量も増えやすくなります。
冬の手汗を抑える方法
以上のような理由から、冬は手汗をかきやすくなってしまいます。
気圧や代謝が上がることによる手汗はある程度仕方がありませんが、気をつけたいのは気温差です。
温かい建物の中に入る前は一旦上着を脱いだり、寒いと思ったらすぐに上着を着るようにしましょう。
冬場は暖かい建物の中に入ったり外に出たりと気温差が激しいので、薄手のものを何枚か羽織って重ね着し、気温によって上手に調整できるようにしておくのがオススメです。